建築業界での死亡事故
建築業界って実際どんな所か?
様々な会社へ取材や意見をもらってわかっている事としては、やはりやりたいと思う人が減っているという事です。
減っている理由は以下の通りです。
- 外での力仕事は過酷
- 汚いと思われる
- 労働環境が整っていない
- 福利厚生が名ばかりでしっかりしていない
- 朝が早い
このような意見を多く聞きますが実は他にもあります。
- 研修がない
- マニュアルがない
- OJTがない
現在、職場で行われている育成が建築業界ではまったく進んでおらず、見て覚えろとか、先輩全員が意見が違うなど教えるという事をできる方がいません。
昔は、見て覚えて、できるようになるまで数年我慢してというのが当たり前でしたが、今では数年ごとに職業を転々としながら自身の能力UPを行ったりと仕事に対する考え方が変わっているのも事実です。
そのような環境では、未来がある若者が建築業界に足を踏み入れる事が減るのは当たり前です。
死亡事故
本題に戻りますと、2018年2月に入社3ヵ月目の19歳の女性の鳶職の方が転落して亡くなってしまいました。
足場の作業中に転落を防止するための筋交いと呼ばれるものを外して作業をしておりました。3ヵ月の職人の自己判断とは思えにくく、職長や先輩による指示だった可能性が高いです。
このように人の命をより作業を優先しているような会社に未来はないと思います。
情報元:労働新聞社
2018年11月に4tの鉄骨が落下し21歳の男性労働者が死亡。
重さ4tの鉄骨を吊り上げたが重さに耐えれなかったという理由でしたがそんな危険な場所で真下にいないといけない若者の事を考えると心が痛いです。
情報元:労働新聞社
考えられる事
従業員への教育や指導がしっかりしていない会社では作業も雑であったりトラブルが絶えません。
これは工事業者を選ぶ時にも必要になる情報です。
このような会社をHPなどで知る方法があります。
- 職人やスタッフの紹介ページがない
- 外国人労働者が多い
- 年中求人を行っている
このような場合は危険な可能性があります。見積の段階で、工事に入る予定の職人さん情報をもらってみてすんなりと出てこない会社は危ないです。
今後、一つでも多くの事故が減り工事現場で働く職人が働きやすい環境が来ることを祈ります。