保障と保険

修繕工事をお願いする時に、もっともよく聞くお話が、『保障』は大丈夫なのか?

こんなお声を良く聞きます。

私も、工事をお願いする時には、保障が長い会社で探しました。

この保障についての注意点のお話です!

言葉の意味

言葉 意味
保障 【保護】その状態が、そこなわれることのないように、保護し守ること
保証 【責任】そのものに正確性を認め、そのことについて責任を負うこと
補償 【償い】損失を補って、つぐなうこと
保険 将来おこりうる事故など財産上の損失に備えて、多数の者が保険料を出し合い、その資金によって事故が発生した者に保険金を給付する制度。

このように、言葉によっても意味が少々異なりますが、建設工事では、保証保障保険がよくでてくる言葉です。

長期保証

塗装や防水工事でよく10年保証って言葉を多く聞くと思います。私も、10年保証がついている工事で検討していました。でも実際保証について、実際に保証書を見た時にビックリしました。

免責事項

  • 自然現象が原因の場合(地震・台風・豪雨・地盤沈下・竜巻など)
  • 外部要因が原因の場合(火災・落雷など)
  • 工事請負業者以外の作業が原因の場合(エアコン・給湯器工事など)
  • 家の所有者の不適切な使用方法等が原因の場合
  • 業者以外が原因の場合(虫や鳥やネズミなどの動物が原因)
  • 建物の構造上の欠陥による場合

これは、免責事項の一部です。

どうですか?

結局ほとんど保障されないんです。

防水工事であれば、ほとんどが所有者の不適切な使用になります。(ゴミをこまめに取ってない。重たい物を置いた。必要以上に歩いた。掃除で傷をつけた)

塗装工事であれば、ほとんどが豪雨や台風による自然現象だったり、糞の被害です。ひび割れは、建物の構造上による欠陥です。

また、塗膜の膨れや剥がれも保証はされてもこの膨れや剥がれの言葉の前に、著しくや一定量など不透明な範囲が指定される事があります。

メーカー保証は、工事を行った時に使用した塗料などの材料メーカーが出す材料の品質保証です。あきらかな材料の変化以外は、材料メーカーに責任はないで終わる事が多いみたいです。

工事保証は、施工を行った会社が、工事が原因で問題が発生した時に保証してくれます。例えば、材料の混ぜ方や工事方法が原因だった時などです。工事保証で多いのは、施工した会社が10年も持たず潰れてしまうことです。また、工事方法に原因はなかったと言って、結局保証はしてくれません。万が一、工事業者が保証する場合になったら、最も安く補修できる方法を考え、しっかりとした責任は果たさないことが多いみたいです。

実際にあった例

お客様:外壁塗装工事4年目に、外壁の色の変化があったため、塗装業者に相談した。

業者:周辺の環境などから、この劣化は通常の劣化と言われ、業者やメーカーが原因ではないため、この内容では工事は行えないとのこと。工事が必要であれば別途138万円の見積書を送ってきた。

お客様:7年目に雨漏りが発生したため、大規模修繕工事を行った業者に相談した。

業者:今回工事が原因が調べるために足場が必要なため、足場を組む工事代金として42万円の請求が必要と言われた。

お客様:2年目で外壁に剥がれが発生したため、工事業者に補修をお願いした。

業者:そこの部分を補修してくれたが、明らかに周りと色が違う対応だった。

このように、保証(保障)といっても実際はほとんど何も保証されておりません。

私もそうですが、皆様の考えている10年間の間に何か起こっても直してくれる。は、存在しないです。

あくまで、よっぽどの施工ミスで、建物の塗料が半分くらい剥がれてしまうことや、白い塗装をしたのに、1年後には青くなったなどの変色などがない限り保障されません。

瑕疵保険と賠償責任保険

こちらは保険であり、上記保障の話とは異なります。

工事による保険は、この2つのタイプの保険があります。

種類 内容
瑕疵保険(カシホケン) 瑕疵とは、きずや欠点の意味で本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないことです。工事を完了した後に、このような問題が発生した時に、保険金が支払われます。
賠償責任保険 企業の業務の遂行の際などに、人的被害や建物に事故などをおこしてしまった時に、支払われる保険です。

工事中に足場から人が転落した。物を落としたら通行人に当たってしまったなどの際に、使用される賠償責任保険や、工事箇所に不具合が発生した時に、保険金が支払われる瑕疵保険です。

こちらは、不透明な保証と異なり、第三者機関で対応しているのでしっかりとお金が支払われます。

例えば、屋上の防水工事を500万円で対応しました。

その後、3分の1の場所で膨れが発生しました。

保証:膨れた箇所を工事業者が補修するため、50万円程度の工事をしました。

瑕疵保険:500万円が保険金で支払われ工事をやり直しました。

このような差が発生します。これは、あくまで例の話です。


工事をお願いする時には、保証の年数や保険という言葉だけで、安心せずに

  1. 保証内容
  2. 免責事項の内容
  3. 保険の内容

ここをしっかり確認して、しっかりとした説明を聞いてください。

高いお買いものではないので、注意してください。


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